わーくぴあだより

わーくぴあ便り 2024年度12月号

2024.12.02

わーくぴあ便り 2024年度12月号

タイトル図 12月号

【移転後1年が経ちました


 昨年11月、当地に引っ越し1年が経ちました。ようやく落ち着いてきた感じがいたします。この間、いろいろなことがありましたが、中でもこの11月はうれしいことが重なりました。

 一つは、念願の点字ブロックが「わーくぴあ」前の歩道に敷かれた事です。大口駅前からずっと「わーくぴあ」までとはいきませんでしたが、歩道を横切る形で誘導ブロック・警告ブロックが敷かれました。大口駅から歩道を歩いて来ると点字ブロックにあたり、そこから「わーくぴあ」の入口へと続いています。とても便利になりました。

 もう一つは、洲崎福祉財団様から200万円弱もの助成金を頂戴したことです。これまでも、業務の一環として「点字名刺印刷」「文書の点字印刷」を行ってきましたが、わーくぴあに点字プリンターはなく点字印刷は他の事業所に外注してきました。助成を受けることができ、名刺だけでなく封筒等にも点字を印刷できる「点字カードプレス機」、点字・墨字併記で印刷のできる点字プリンターを購入できるようになりました。年明けからは業務の幅が広がります。是非、点字の印刷は「わーくぴあ」にご発注下さいませ。印刷業務が増えれば、利用者の皆さんの工賃も向上します。よろしくお願いいたします。

 末尾になりますが、神奈川土木事務所の皆様、洲崎福祉財団の皆様、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。



利用者からの投稿 -- [点字ブロック]

 2024年12月。今年も残りわずかとなって来た。

 個人的に今年は色々あって、中々ハードな?一年だった様な気もするが。

 古い友人からは、何も無くマンネリ化した退屈な生活より、よっぽど生きている「充実感」があって良いのでは?なんて事を言われたけど、物は考え様だなとも思ったかな(苦笑)。

 「わーくぴあ」の入り口前の歩道に、「点字ブロック」が敷設された。今年の初めだったか?「わーくぴあ」所長が、「神奈川区土木事務所」に依頼して設置してもらえる事になった。

 「わーくぴあ」の自衛手段として、入口前に人が通ると「音」が鳴る様になってはいるが、車の騒音等で聞こえづらかったりして、通り越してしまう事もしばしばあった。なのでBLINDの自分にとっては、この「点字ブロック」は大変助かる。依頼して半年足らずか?かなり早い対応だったと思うので、とても感謝している。

 この依頼より前に、「横浜市交通局」と自分の住む地域の「土木事務所」に「点字ブロック」の敷設を自分で依頼した。駅から「バス停」に向かう途中で、「点字ブロック」が切れている。色んな物を頼りにして「バス停」に何とか向かい、未だに数回に一度か?最後の「横断歩道」を渡るのを失敗して、道路にはみ出してしまい誰かに助けてもらう事もけっこうあったりする。それと住宅街を回っているバスを使っているが、これも「点字ブロック」が無いので「バス停」を通りこしてしまう事もしばしば。全て確認した訳では無いけど、おそらく、この経路の「バス停」には「点字ブロック」は一つも敷設されていないと思う。この二点を当事者「BLIND」本人の自分が、直接連絡して依頼し、話してみたら理解してもらった様な気もしたんだけど。未だに敷設する気配はまるで無い。どこかの団体、グループ等に所属していないと無理なのか?やはり個人の意見は中々聞いてくれないか。また来年も緊張する「白杖歩行」の日が続きそうだ。


CAPTAIN SENSIBLE「HAPPY TALK」を聴きながら。JUN BLIND



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