利用者からの投稿
[盲学校の文化祭]
10月26日(土)に近隣の盲特別支援学校の「文化祭」に行って来た。
文化祭、何とも懐かしい響きだね。四半世紀、いやもっと前か。「昭和」の終わりが訪れる1980年代末に、都内某「マンモス」男子校に通っていた自分。記憶は薄いが、とりわけ高校生活最後の「文化祭」での自分がきっかけ?で起きた事件を、何となく苦々しく思い出してしまったよ(苦笑)。
見学・遊びに行ったのでは無く、「わーくぴあ」もスペースを提供してもらい、日頃利用者が作っているオリジナル「自主製品」等の販売、「わーくぴあ」の宣伝をしに行って来た。
「卒業生」でもない自分、まさかBLINDになるとは思わなかった自分が「盲学校」の「文化祭」に行く事になるとは夢にも思わなかったが、去年に続いて二度目の「登校」と言う事になった。去年より広いスペース、3階の一室を提供してもらい、「わーくぴあ」利用者も去年より大勢で臨み、新作の「自主製品」等も好評で、かなりの売り上げとなった。
自分は休憩がてら校内の案内、見学に連れて行ってもらい他の事業所の販売している製品、学生が作った展示品等を、「手」で触りながら見て回ったりしていた。
廊下を歩いていると、どこからともなく音楽が聞こえて来る。部活動?音楽サークル?どこかステージがあるのかな?吉田拓郎「洛陽」、「STAND BY ME」JOHN LENNONバージョンか?後は何だったかな?今どきの「Jポップ」?音楽性の幅が広いのは、通っている学生の年齢差が広いからか?どちらにせよ「文化祭」ならではで、色んな曲が聴こえて来て面白かったね。
図書館にも見学させてもらい、初めて「点字」の本が沢山並んでいるのを見させてもらった。DVD、音声図書?、CDも並んでいて、ボランティアの人が工夫して作ったと言う「触って分かる絵本」何て言う物も初めて見た。20数年、都内某図書館で「点訳ボランティア」をしていた、今や「認知症」の母親。触って分かる「絵本」とかの話をしていたなと、うっすら思い出したけど、今聞いても「?」なんだろうけど(涙)。
販売ブースや、校内を見学歩いていると、あちらこちらで久々の再開を懐かしむ声が聞こえて来る。自分は卒業した学校の「文化祭」には、卒業後一度も行った事が無いんで、ほのぼのした光景は少し羨ましいかな。何て思ったよ。
ただ、去年より「文化祭」の終了時間が早くなったのと、規模が小さくなった様な気がしたんだけど・・・。後で何となく?耳に入って来た話は、この学校の「文化祭」は今までの形での開催は今年で終わりと言う話。えっ?本当に?こう言った「特別支援学校」は、特に近隣の理解、支援や応援が必要だったりと良く聞いたりする。いろいろな「大人の事情」があるんだろうけど、「文化祭」は、最も学校をアピールする場だと思うから、何だかもったいないなと、部外者ながら勝手に思ってしまったよ。失礼。
DAVID BOWI「STARMAN」を聴きながら。 JUN BLIND