わーくぴあだより

わーくぴあ便り 2024年度10月号

2024.09.27

わーくぴあ便り 2024年度10月号

たより10月87号タイトル

赤い羽根共同募金 

 街頭に立ち「赤い羽根共同募金に、ご協力お願いしまーす。」と、声を上げ20年程が経ちました。若いころは、その声に圧倒され募金をするとそそくさとその場を離れたものです。その頃は、立ち位置が逆転し自分が街頭に立つとは思ってもいませんでした。

 街頭に立つようになったのは、自分が携わっている団体が共同募金にたくさん助けられたからです。視覚障碍者団体のイベントへの助成、わーくぴあでは備品(非常用電源、掃除機など)購入への助成、とても感謝しています。このように、お一人お一人の募金は地域の福祉活動などに役立てられています。

 10月2日(水)13:00~

 わーくぴあは大口駅西口で募金活動を行いました。

 「皆様のご協力を感謝致します。」



畑だより


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利用者からの投稿


[ご近所付き合い]


 去年、横浜訓盲院の「歩行訓練士」に歩行訓練を受け、今年から一人で「わーくぴあ」までの通所、友人との待ち合わせなど、ある程度「白杖一本」一人で行ける様になり、少々だが活動範囲が広がって来た。今のところ、大きなトラブルは無く、何とかやっていけている。


 あいかわらず「横浜市交通局」、地元の「土木事務所」に、自分でリクエストした「点字ブロック」が、設置される様子は全く無く、かろうじて最寄りの駅の「ホームドア」の工事が始まった様な気もするが、まだ完成は当分先なんだろうなと思われる。


 大きなトラブルが無く、電車、バス等を使って、ある程度移動出来るのは、「親切な人々」の助けがあっての事だとも思うが、ごくたまに頭に来る事もある。


 電車に、乗るために待っている時、無言で後ろから「はがいじめ」の様な形でドアまで連れて行こうとする人、車内で、空いている席に連れていこうと思ったんだろうけど、そんな奥まで行くと、降りる時、大変なので、ややありがた迷惑な時もある。まぁ贅沢は言わないけど、無言でいきなり体に触られるのは、勘弁してほしいんだよな、やはり。


 そう言えば、初めての「白杖」持ち二人で電車に乗る経験をした。「わーくぴあ」の帰りに、「Ρビジョン」の女性利用者、二人で電車にのったんだけど、よくよく考えたら「初めてじゃん!」何て思いながら車内をうろうろ(苦笑)。「白杖持ち」が二人もいたら、大抵「席」を譲るかな?と思いきや、世の中そんなに甘くない様だ。席を譲ってくれる人は、ごくわずかだったね。まぁ、良いんだけど(苦笑)。


 帰宅の時間が、ある程度同じだからか?駅からバス停に向かう時、たまに現れる青年?。


親切?見守り?同じ速度で歩き、色々話かけて来る青年?かなり怪しいんだが、何とか丁寧?にかわしている。怪しい奴に、付きまとわれるなんて、自分も随分やきが回ったなと、悲しくもあるが、まぁ、仕方がない「BLIND」になったんでね。


 地元バス停、地元近隣で、かなり挨拶、話かけられる様になった。自分は、「ご近所付き合い」何て事はしたこと無いので、大抵「認知症」になった母親の知り合い、友人と言ったところか。「お母さんは、どう?」なんて感じで話かけてくれる。大抵、同じ時間帯で会う、顔は見えないけど、「顔見知り」になった人もけっこういる。近隣でハードな「歩行訓練」を受けているのを見ていた人、そんな人もいた。


 「ご近所」の人々が、「見守り」?をしてくれて、ありがたいと思うが、正直、窮屈な時も。何処で誰が見ているか分からない。行儀良く?していないと。なんて思ったりもするかな。


 同じ方向だから、といきなり腕を組んでくる人「えっ、誰?」、かなり遠くから声をかけてくる人「自分に言っているの?」。夜道を歩いている時に、これまた、いきなり寄って来たので、防衛本能が働いたのか?危うく「白杖」で叩きそうになった事も(苦笑)。


 どう手助けをしたら良いのか、分からないって事もあるんだろうけど、「視覚障碍者」だからと言って、他人の体にいきなり触れるのは、おかしく無い?って思ったり、いつも一方的に誰かに見られているのは、あまり気分が良くは無いね、やはり。


NIRVANA「ALL APOLOGIES」を聴きながら/JUN BLIND





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